今回の通信の内容は、表面は先月行われた6月定例会議においての参政党芽室町議会議員、菊池の一般質問の内容を、裏面は参政党の第211回通常国会の国会報告を記事としました。

この記事では主に、表面の内容に関して少しだけお話ししていこうと思います。今回の6月定例会議に関しては私にとっては議員になって初めての定例会議となりました。その中でも自分にとっての一大イベントは、一般質問です。

*定例会において議員が町の施策の状況や方針などについて、報告、説明を求めたり質問することを一般質問と言います。

一般質問では、通告した質問を本会議にて登壇して町長へ質問し、町長の答弁に基づき質疑を繰り返していくものです。いかにこちらが引き出したい答弁を引き出すか?そのためにどういった文脈で質疑をしていくか?初めての経験となりましたので、頭で理解する以上に難しいものであると痛感しました。通告する質問内容を、しっかりとした着地点を見据えて中身を精査して作成していかないと、自分の思った展開にならなかったり、町長とのやりとりに齟齬が生じてしまいます。また通告の内容から逸れた質疑になってしまうと議長から質疑を止められたり、質疑の内容を変更するよう求められたりします。こう言ったことを踏まえると、通告する内容についての調査・分析と併せて、自分が思い描いてる展開を高い精度で実現するために、明確な複案を持って一般質問に臨む必要があります。また、事前の議長や議会事務局、担当課長との打ち合わせをより精度の高い打ち合わせとして済ませておく必要があると思います。そういった形で、今回は初めてということもあり実際に一般質問をしてみて学ぶところの多いこととなりました。

次に、実際に行った一般質問の内容に関してお話ししていきたいと思います。質問の項目は、”「新型コロナウイルス感染症対策」の検証と今後の取組みについて”です。この質問の狙い、つまり前述で言う着地点は、今まで政府や行政が行ってきたワクチンや3密による感染症対策について、現実どうだったかを数字を持って再認識していただき、必ずしもやってきたことが正解ではなかったこと、そしてワクチン等のメリットだけを強く打ち出した対策により健康被害が少なからず出ていることをしっかりと把握していただきたい。そして今後の取組みに関しては、健康被害の出てしまっているものに関しては慎重に取組んでいただきたい。そう言った狙いがありました。

上記の狙いに基づき考えた質問の内容は。”「新型コロナウイルス感染症(以下「コロナ」という。)」は、発生から3年が経過し、ようやくマスクも外せるような状態になり、一安心しているところですが、本町における「コロナ対策」に係るこれまでの検証と今後の取組みについて、町長の見解を伺います。”とし、小項目として3点挙げさせていただきました。

①ワクチンの町民への供給状況、医療機関との連携等、実施した対策とその評価について伺います。

②「超過死亡」とは、過去の死亡統計や高齢化の進行から予想される死亡者数と実際の死亡者数を比較した数字ですが、我が国では、現在、「超過死亡」が増加傾向にあり、本町もその例外ではないと考えます。そこで、本町における過去5年間の推移を踏まえて、この「超過死亡」に関しての本町の考え方、また、問題視の有無を含めて、町長の見解を伺います。

③現在、コロナが収束してきた中で、子どもたちに対して、継続的にワクチン接種を推進するのか、また、今後に向けた、子どもたちに対するワクチン接種の基本的な考え方について、町長の見解を伺います。

この3点をベースとして今回は一般質問を行いましたが、③で”子どもたちに対して”としていたため最終的な狙いとの差が生じてしまい、最後は議長から一旦質疑を止められ、質疑の内容を変更するように指示される結果となりましたが、一連の流れを大きな問題もなく終えることができました。

最終的に、ワクチン接種に関しては国が進める政策のため町も推奨するという姿勢ではありましたが、非接種者への差別は許されないこと、またワクチン摂取自体は任意であること、こう言った点を町長の言葉で直接伺えることが出来たことは一つの成果であったと思います。こう言った形で少しづつでも参政党が国益のために訴えている事実をしっかりと地方行政にも把握していただき、現状では叶っていませんが国から降りてくる事業であったとしても町民の不利益になることであれば、慎重な姿勢で取組んでいただけるような活動をしていければと思います。もちろん町民の利益になる事業は大歓迎ですので町民ファーストの視点で議会に臨んでいきます。改めてですが、自分にとっては学ぶことの多い機会であったことは間違い無いです。新人として最初の定例会議にて、一般質問をしたことにより、同僚議員や議会事務局から一定の評価をいただけ、今後の活動にとても励みになっています。以降の定例会議でも、参政党の訴えを踏まえつつ町民の利益につながるような質問をしっかりと準備して臨みたいと思います。

以下、”めむろんブログ(通信版)”のPDFデータとなります。

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