今回の通信の内容は、表面は先月行われた12月定例会議においての参政党芽室町議会議員:菊池の一般質問の内容を、裏面は第212回臨時国会における参政党参議院議員:神谷宗幣の活動内容をまとめました。

この記事では主に、芽室町12月定例会議の内容に関してお話ししていこうと思います。

今回の定例会での一般質問は、”農業生産性の向上と経営基盤支援の現状と今後の展望について”を町長に質問させていただきました。質問の意図としては、食の供給拠点でもある十勝の中で、農業王国である芽室町での農業に関して現状をまずは把握すること、そして将来的にどういった方向性で農業を振興していくのか?を確認することとし、課題となっている担い手不足問題なども踏まえ、農林水産省のニーズ調査に基づき農外からの新規就農者が求める多様な農業スタイルがあることをお示ししながら、慣行農法をメインとしつつも就農スタイルの多様化(女性向けの農業、自然農法、兼業者向けの農業、多品種・多品目農業)を提案できればと思い臨みました。

上記の狙いに基づき考えた質問の内容は小項目として以下の2点を上げさせていただきました。

①農業経営の支援において、変化する国際情勢への対応としてブランド力強化や高収益作物の導入により経営体質の強化を行なっているが、現在までの成果と今後の展望について伺います。

②多様な担い手の育成と確保対策において、新規就農者の支援として農外からの就農者確保に向けた支援の検討と後継者確保のための支援を実施しているが、検討の経過および今後の対応について伺います。

この2項目をベースとして今回は一般質問を行いました。意図も意識しつつ「芽室町農業振興計画」に基づき質問を行いました。その中でも主に、ブランド力強化や高収益作物導入に関して、新規就農者支援として農外からの後継者確保に関して、この2項目について質問を行いました。前者に関しては、本町における「十勝めむろブランド」における現在までの成果は目覚ましいものであると確認することができましたが、6次産業化における取り組みは現在進行形で今後成果を期待するところだと感じました。後者に関しては、新規参入よりも農業関係者をメインに担い手を確保していく姿勢であるとみて取れる結果でしたが、将来発生するかもしれない遊休農地や担い手不足への対応として多様な担い手の創出が必要であることを国の調査データも踏まえ質問させていただきました。もともと農業王国といわれる土地柄、慣行農法が盛んであり現在のトレンドとしては大規模農業が主となっており、土地があけば取り合いになる程の状況を鑑みると、かえって農外からの新規参入はなかなか難しいものであるのかなと感じました。その一方で、町としても担い手不足の問題や数年後の遊休農地の発生の懸念はしっかりと持っていること、また私からもお話させていただいた多様な農業スタイルに関しては否定することではない姿勢であることを確認できたことは良かったと思います。食の安全保障を考える上でも、芽室町を含めた農業を基幹産業とする北海道の地域は日本の将来にとって重要となる地域であると思います。そういった観点からも先進地として今までのやり方を維持しつつ更なる進化が望まれるところと思います。また食と健康は密接につながっていることも考えると、本町にはより質の高い食料供給が求められるところです。今後の展開を注視していきたいと思います。

以下、”メムロンブログ(通信版)”のPDFデータとなります。

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