「日高山脈国立公園化地域振興事業について」
質疑①:まずは、当初予算の説明資料に記載がありましたアクティビティセンターづくりについての進捗状況を伺いました。
進捗としては、センターづくりにあたっての調査が主な取り組みであったとのことで、国立公園を観光資源化する上で、どう言った形で活かせるのか、場所は何処が良いのかなどを、地域おこし協力隊を有効活用するなどして調査を行いセンターづくりの地盤づくりを行ったとのことでした。
質疑②:次に、R5年度に取り組まれた先進地視察について伺いました。視察先は、大雪山、妙高戸隠連山、阿寒摩周、釧路湿原の4箇所ということで、この先進地における取り組みが、日高山脈にどのように取り入れられるのかの分析について、当初予算で説明にありました4つのミッション(ブランドづくり、情報集約の仕組みづくり、情報発信ツールの作成、プレミアツアーづくり)との繋がりも含めて伺いました。
先進地視察における分析としては、どの場所においても国立公園単体の機能としてではなく観光と環境の両輪をバランスよく連携させる形で振興しているとのことで、そのためにも官民連携や広域による取り組みが必要であるとのことでした。4つのミッションにおいては、十勝・日高山脈観光連携協議会との取り組みにおいて、魅力発信の冊子「無二」や特設サイトにおいて動画配信などを行っており、また航空会社とのツアーなどで上空から日高山脈を見下ろして魅力や資源を感じていただけるような取り組みをしたとのことでした。
質疑③:質疑①と②において、事業の取り組みについての分析や具体的な取り組みについては理解できましたが、この事業を通じて本町として日高山脈という土地をどのように捉えて、どうしていきたいのか、今後の展望を伺いました。
日高山脈の活用については、十勝側からの日高山脈は登山などのアウトドアにおいてはレベルの高いものとなっており一般的な活用は難しく、本町としては日高山脈の景観を活用した振興をしていくとのことでした。そのためにも素晴らしい景観をどのように守り活用していくのかというところから、景観と既存のコンテンツを結びつけて十勝管内の各種組織団体と連携して地域振興の起爆剤としていきたいとのことでした。というところで、本町において本事業を進めるにあたっての大枠についても理解することができました。景観においては、住民の関心度も非常に高いものとなりますので、今後町が景観と既存のコンテンツをどのように結びつけていくのか、またこの取り組みがどのように住民福祉の向上に寄与するのか引き続き追いかけていきます。
Leave a Comment