「DX推進事業について」
質疑①:事業内のRPAシステム保守・シナリオ作成支援業務の実績として、スタートアップ研修の実施について、38名の参加となり目的としては職場全体でのRPA活用の機運醸成とのことでした。そこで具体的にどういった研修がなされ、研修の成果をどう捉えているのかを伺いました。
このRPAの導入に関しては、町としては役場の中でデータ連携が上手くできていない仕事が多くあるという認識で、重複作業を伴う業務をRPAを介することで一度で処理出来るというような技術的な部分について、しくみを作る上で具体的にどういったプロセスで実現していくのか、そしてその技術をどう身につけていくのか、こういったことをスタートアップの研修として行ったとのことでした。
質疑②:次に同じ実績のシナリオ作成支援について、成果の説明には、実績は5シナリオとの記載でしたが、過去の委員会の会議録と照らし合わせるとR5年度分で実績が5シナリオであったのか不確かであったため、その点と、この5シナリオは既に導入されているものなのかどうか伺いました。
実績においては、過去のものとは別でR5年度新規に5シナリオの作成を行い稼働しているとのことで、主に窓口や税務課、総務課で活用しているとのことでした。
質疑③:R5年度の実績は3項目(スタートアップ研修、中級操作研修会、シナリオ作成支援)となりましたが、対象としては全職員となっており、この取り組みはそれぞれ目標値に達していたものなのか、また今後もこういったペースで取り組まれていくものなのか、全体としての成果の分析について伺いました。
DX推進事業としては組織全体で進めていくものとなり全職員を対象として研修等を行ってきたとのことでした。技術的なRPAの部分については、取り組むにあたり実際に業務にあたっている職員の悩み事などを把握して、課題のある職員に対しては、研修を行うので取り組みへの参加をしてほしいというような形で進めているとのことで、R6年度以降は1係1DXとして進めているとのことでした。今後については、作成済みのシナリオの他部署での流用等含めて効率的に進めて行きたいとのことでした。DX推進事業については、全国の自治体で取り組まれているところとなりますし、今後の人口減少社会において人手不足に耐えうる仕組みづくりは必須となりますので成果には期待するところではありますが、一方でデジタルの力はあくまで手段でありますので、なんでもデジタル化することが答えではないと考えております。今後、DX推進事業の取り組みにおいて、デジタル化が目的になっていないか、手段として効率化をはかれているのかを意識して引き続き注視していきたいと思います。
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