「学校給食管理運営事業について」

質疑①:まず成果の説明の今後の取り組みに記載のある“食物アレルギーによる除去食対応や、医療的ケアを必要とする児童生徒に対する個別対応事例が増加して複雑化してきていることから、より安全性・確実性の強化徹底を図る。”という部分について、より精度の高いものとするには、他自治体の事例等も調査・研究が必要と考え、本町としてそういった取り組みがあったのかどうかを伺いました。

R5年度の取り組みついては、アレルギー対応の必要な児童への除去食をアレルギー対応専門の栄養士が進めているところとなりますが、十勝管内の栄養士部会の中でも情報交換などを行い、現在多様なアレルギー対応が必要な児童生徒が多くいる中、安全な給食を提供できるように日々情報収集を行っているとのことでした。

質疑②:アレルギー対応についての取り組みは理解できましたが、加えてアレルギーとまではいかないまでも体がうけつけないような事例も多くあることも踏まえ、例として牛乳に関しては他自治体では選択制を行っている自治体がありますが、そういった点についての町の取り組みをうかがいました。

本町における取り組みでは、牛乳については、それに変わる豆乳や麦茶の対応をしているとのことでした。

質疑③:学校給食における個別対応に関しては非常にパーソナルな部分もありどこで線を引くのか対応は難しいものとなるかと思いますが、一方で自治体によってはかなり細かく対応しているところもあることも踏まえて、本町としてどういった程度の取り組みをするお考えなのか、今後の取り組みも含めてうかがいました。

様々なアレルギー症状の子どもがいる中で、人員体制などの課題で出来ることは限られますが、お医者さんとの密な相談をしっかりと行い、可能な限り対応していきたいとのことでした。というところで、本町におけるざっくりとした取り組み方と姿勢を理解することができましたが、もう少し具体的な内容を引き出せたら良かったかなと思い、私自身勉強不足だった点も踏まえ反省する部分が多い質疑となりました。“身体に入るものが人間を作る”ことを踏まえると、子どもの内により良い食を取り入れることは非常に重要であると考えますし、今の日本は共働きが7割ということで家庭内でもきめ細やかな質の高い食の提供が難しい状況であります。そんな中、給食による子どもたちへの質に高い食の提供は強くのぞまれるところです。一方で、人口減少社会による給食センターでの人員不足による体制の問題など課題は山積する事業であることも理解いたします。そういった意味では、単純に提供される食の質だけでなく、給食運営全体の課題をバランスよく解決する方法で取り組む必要があると感じています。引き続き本町に行ける給食運営について私自身もしっかり勉強してよりよい事業になるように取り組んでいきたいと思います。