今回の通信の内容は、表面は9月定例会議においての参政党芽室町議会議員、菊池の一般質問の内容を、裏面は芽室町令和5年度決算審査と、今回提出した意見書についての内容を記事としました。

この記事では主に、9月の定例会議の内容に関してお話ししていこうと思います。今回の9月定例会議では、一般質問と決算委員会では計1 0 事業についての質問をしました。また本会議最終日には「マイナンバー制度の見直しについて」の意見書を提出させていただきました。

□一般質問について

一般質問では、”農作物有害鳥獣対策の強化について”を町長に質問させていただきました。質問の意図としては、農業(一次産業)を守る取り組みがしっかりと行われてきたのか?取り組みにおける現状の課題認識と将来ビジョンについても質問させていただきました。

上記の狙いに基づき考えた質問の内容は小項目として以下の3点を上げさせていただきました。

①本町における「農作物有害鳥獣対策」に係る取組みについて、これまでの成果と課題、今後の展望について、町長の見解を伺います

②本町における「有害鳥獣駆除事業」において、現状の体制や実施状況も踏まえた課題認識、今後の展望について、町長の見解を伺います。

③本町における重要な基幹産業である農業(一次産業) を有害鳥獣から守る取組みとして、将来ビジョンについて、町長の見解を伺います。

1点目の質問にて、まず本町のこれまでの取り組みについて具体的な成果分析を伺いました。狩猟免許取得助成事業では助成を受けた新規ハンターの駆除の実施状況を、電気柵助成事業においてはR5年度の実施状況も踏まえた町の分析を伺いました。またこの項では、総合計画にある研究機関との連携についてや、本町が考える抜本的・総合的対策について伺いました。

2点目の質問では、主に駆除従事者の環境についてアライグマの防除促進やエゾシカ・ヒグマの駆除について獣種ごとに質問させていただきました。

3点目の質問では、鳥獣の共生を基本に据えたバランスある対策について捕獲した動物の利活用も交えて質問させていただきました。最後に、今一度関係者間での認識統一や若手の価値観への歩み寄りの必要性なども踏まえて本町における将来ビジョンを伺いました。

結論としては、現在までにハード・ソフト両面において環境整備や対策がしっかりとなされてきたことを再確認できました。また、ソフト面においては、有害鳥獣駆除における従事者が抱える課題も交えて、実態の把握度合いの確認を行い、環境のアップデートについての提案もさせていただきました。本町としても、担い手育成も踏まえた従事者の環境のアップデートには前向きな姿勢であることがわかりました。この事業については、本町の基幹産業である農業( 一次産業) を守る上で重要な取り組みとなりますし、食の安全保障の観点で言えば国にとっても大切な取り組みとなるところですので、今後も更なる成果を期待して取り組みを注視していきます。

□令和6年度決算審査について

次に令和6年度決算審査についてです。今回の決算委員会では、計1 0 事業について具体的な成果の深堀り及び今後への繋がりを意識して質問させていただきました。

◯支え合い町づくり人材育成事業

◯定住促進事業

◯シティプロモーション推進事業

◯日高山脈国立公園化地域振興事業

◯D X 推進事業

◯新型コロナウイルス対策ワクチン接種事業業

◯食農理解促進事業

◯町観光・特産品普及事業

◯空家等対策計画策定事業

◯学校給食管理運営事業

といった形で、今回は計10事業について質問させていただきましたが、概ね引き出したかった答えをいただける結果となったかと思います。一方で、私の勉強不足でより深く質問できなかった点もありました。そういったものについては次回以降の質問で勉強不足が露呈しないようにしっかりと準備をしてのぞみたいと思います。

□「マイナンバー制度の見直しについて」の意見書の提出

今回は、議員提案という形で国に対して下記の4項目について要望する意見書を議会へ提出しました。結果としては反対多数となり不採択となりましたが、本町議会においては議員提案による意見書の提出事例があまりなく、自分自身にとっても学びの多い機会となりました。

1 国や地方自治体で使用するサーバーの開発・運用については、日本国内の企業に委託すること。

2 マイナンバーカードについては、法律に基づく裏付けを持ち、運転免許証と同様に公務員等が立ち会い、厳格に発行・管理を行い、個人情報漏洩や、なりすましの防止を徹底すること。

3 マイナンバーやそこに紐づけられている自分の情報については、いつ、どこで、だれが、何の目的のために閲覧したか、全ての履歴を確認できる仕組みを構築すること。

4 マイナンバーカードや各種サービスの紐付け等、強制的なデジタル移行は行わず、必ず代替手段を用意し、現行の手段が今以上に不便にならないようにすること。

以下、”めむろんブログ(通信版)”のPDFデータとなります。

https://kikuchi-hideaki.jp/files/web-memronblog-kikuchi-7.pdf