「議員定数・議員報酬」以上に見えた、町民との対話の意味

令和8年7月11日、芽室町議会では「議会報告と町民との意見交換会」を開催し、「議員定数と議員報酬の見直し」について町民の皆さまへ経過と考え方をご説明しました。

会場では多くのご質問、ご意見をいただき、予定時間いっぱいまで活発な意見交換が行われました。

今回の報告会は、単に「議員報酬が上がる」という説明の場ではありません。

なぜ議会がこの議論を始めたのか。
どのようなプロセスを経て結論に至ったのか。
そして、これからの芽室町議会はどのような役割を果たしていくべきなのか。

そのことを町民の皆さまと共有する機会となりました。


「報酬」だけではなく「議会の役割」が議論に

質疑応答では、議員報酬そのものよりも、

  • 議員はもっと現場へ足を運ぶべきではないか
  • 町民との対話をさらに増やしてほしい
  • 議会活動をもっと見えるようにしてほしい
  • 行政へのチェック機能をさらに発揮してほしい

といった、議会の役割そのものに対する期待が数多く寄せられました。

また、

「議員報酬が上がるのであれば、それだけ活動を見える化してほしい。」

「町民の声をもっと政策に反映してほしい。」

「地域をもっと歩き、現場を知ってほしい。」

という率直なご意見もいただきました。

議会に対する厳しいご指摘であると同時に、「もっと良い議会になってほしい」という期待の表れでもあると受け止めています。


多様な人材が議員になれる環境を

今回の見直しでは、「なり手不足」が大きなテーマとなりました。

現在の議員報酬では、仕事を辞めて議員活動に専念することは容易ではありません。

特に、

  • 子育て世代
  • 現役で働く世代
  • 女性
  • 若い世代

が議員に挑戦しやすい環境を整える必要があるという点について、多くの参加者から理解を示していただきました。

一方で、

「報酬を上げる以上、活動内容をもっと町民へ示すべき」

というご意見も多くいただきました。

議会としても、議会活動・議員活動の見える化は今後の重要な課題として受け止めています。


議会はもっと身近であるべき

印象的だったのは、

「議会が何をしているのか分からない。」

という率直な声です。

議会ではこれまで、

  • 議会報告・意見交換会
  • 議会モニター制度
  • 議員の学校
  • インターネット中継
  • 議会だより

など、様々な取組を進めてきました。

しかし、「十分伝わっていない」という現実も改めて感じました。

議会は議場の中だけで活動するものではありません。

町民の皆さまと対話を重ね、地域課題を共有し、政策へつなげていくことが本来の役割です。

そのためにも、より身近な議会を目指していく必要があります。


主権者教育への期待

会場では、高校生や若い世代への取組についても多くの意見が寄せられました。

議会では現在、「議員の学校」を開催し、議会の仕組みや役割を学ぶ機会を設けています。

また、芽室高校や白樺学園高校との連携、学校での主権者教育にも取り組んでいます。

参加者からは、

「もっと若い世代へ広げてほしい。」

「地域で活動する若者ともつながってほしい。」

という期待の声もいただきました。

将来の議員のなり手を育てるだけでなく、地域を担う人材を育てることも議会の大切な役割だと感じています。


厳しい意見も、応援の言葉も

今回の意見交換会では、

「報酬は高すぎる。」

という厳しいご意見もありました。

一方で、

「100万円の報酬でも、その分しっかり町のために働くなら構わない。」

「議員を応援したい。」

「町民も議会を支えていくべきだ。」

という励ましの言葉もいただきました。

立場や考え方はさまざまですが、多くの方が芽室町の将来を真剣に考えていることが伝わる時間でした。


対話を続けることが議会の責任

今回いただいたご意見に共通していたのは、

「もっと議会を身近に感じたい。」

という思いでした。

議会は、町民の皆さまから選ばれた代表機関です。

だからこそ、説明責任を果たし、対話を重ね、活動を分かりやすく伝え続けることが重要です。

今回の意見交換会でいただいたご意見は、今後の議会運営や議会改革にしっかりと活かしていきたいと考えています。

町民の皆さまとともに歩む議会を目指して、これからも対話を積み重ねてまいります。

ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。